日本有数の革靴産地、奈良の革靴メーカー7社が共同で開発した KOTOKA (コトカ)。簡素さの中に美しさを見出し、素材である日本の革の個性を生かす。日本の古都、奈良でつくる革靴です。
今回は、KOTOKAを履いているYouTuberの方に注目。良い服Channelの冬江さんとふくたろうさんにKOTOKAを購入されたきっかけやモデルを選ばれた理由、履き心地などをお伺いしました。
KOTOKA着用歴
冬江さん(左)
モデル:一枚革スリッポン(KTO-8001) 栃木レザー・ブラック
着用歴:約半年
ふくたろうさん(右)
モデル:一枚革サイドゴア(KTO-5002) たつの蝋引きレザー・チョコレート
着用歴:約半年
一生使い続けられそうなモノに惹かれる(ふくたろう)
――KOTOKAをご愛用いただき有難うございます。早速ですが、まずはお二人のファッションについてお聞かせください。
ふくたろう_僕はとにもかくにも経年変化するものが好きで…(笑)いわゆる「一生モノ」を好んで愛用しています。特に革靴やデニムが好きで、今日は好きすぎて上下ともデニムになってしまいました(笑)。ファッションの歴史にも興味はありますし、歴史にロマンを感じることも多いのですが、それよりも今自分が使っているアイテムの方が大事で、長く使うことで相棒になってくれるようなアイテムが大好きです。KOTOKAはしっかりと経年変化してくれて、良い相棒になってくれそうだなと魅力に感じています。
冬江さん_僕は古着や日本のブランドのような風合いのある服が好きですね。今日はM-47と言う定番の軍モノ古着のパンツを穿いているので説得力が全然無いんですが、古着の中でもミリタリーやデニムと言った定番より、当時の人が普段着ていたような素朴な服が特に好きです。今着ているシャツはユーロ古着のドレスシャツで、年代は70-80年代くらいと新しめなのですが、そういう年代でもしっかりディグると、分かりやすい派手さはないけど、どことなく洒落ているものが見つかるんです。
そういう「落ち着いた雰囲気だけどどことなく洒落ている」ものを好む気分もあって、KOTOKAも好きになりました。
つま先付近のソール側面が、傷などでやれてきてるところがかなりかっこいい(冬江)
――お二人がKOTOKAを知ったきっかけは何だったんでしょうか?
YouTubeを通してKOTOKAを知りました。片野英児さんの「アニチューブ」で KOTOKA が取り上げられていたのが直接のきっかけです。また、ブーツを紹介している別のYouTubeチャンネル「ブーツのミカタ– The Boot Ally」をやられている鈴木理也さんが、奈良の靴メーカーのお手伝いをしてKOTOKAをプロデュースされたことも知っていました。実際に KOTOKA に足を入れてみたのは、大阪の靴修理店「乃屋(のや)」さんで、でした。このお店に KOTOKAの試着コーナーができた時に、鈴木理也さんからご招待いただいたからです。この時、KOTOKAいついて詳しく教えていただいて、試着もしてみて、興味を持ちました。この時の様子は動画に撮影して僕たちのYouTube「良い服Channel」で公開もしたんですよ。
――YouTuberのお二人らしいきっかけですね。それぞれモデルを選んだ理由やお気に入りのポイントをお聞かせください。
冬江さん_もともと紐靴が嫌いなこともあって、一枚革スリッポンを選びました。それにこのモデルだけ側面に丸みがある洒落たレザーソールなんです。そこが栃木レザーの風合いと相まって古風な感じが出ていて、すごく気に入っています。経年変化の感じもよく、ライニングが無いので良い風合いのシワが入ります。つま先付近のソール側面が少し傷などでやれてきてるところはかなりかっこいいです。それと、柔らかい革でレザーソールなので、履き心地が抜群ですね!
ふくたろうさん_デニムに合いそう!という理由が一番大きいかもしれません。
私は基本的にデニムを穿くことが多いので、靴を選ぶ際にデニムに合わせられるのはマストなんです(笑)。一枚革かつサイドゴアなだけあって、革の面積が広くKOTOKAの他のモデルよりも経年変化がダイナミックで気に入っています。革も油分を含まない、蝋のみが入った珍しい蝋引きレザーにも惹かれました。寒い時期には蝋が固まって革が少し硬くなっているんですが、足を通すと体温で蝋が溶けてきて非常に柔らかくなるので、履くたびに楽しくなります。履き味も軽いので、楽しすぎてたまにわざと足を曲げてシワを入れたりしちゃいます(笑)
――どんな洋服に合わせたいと思いますか。
冬江さん_KOTOKAは日本人が西洋文化に捉われずにつくった靴というコンセプトのデザインですので、コテコテのアメカジやトラッドなど、カルチャーを強く感じる着こなしにはあまりハマらないですね。でも、ユーロ古着や生地にこだわりのある日本のブランドのように「素朴だけど生地やシルエットに雰囲気がある」といったアイテムにはすごくハマってくれます。そういうアイテムってすごく和服的だなと思うんですよ。着物も時々着るので、今度大島紬にKOTOKAを合わせてみようかなと思っています。
ふくたろう_やっぱりデニムです!(笑)デニムは主にリゾルトというブランドと合わせることが多いですが、冬であればバブアーなどの落ち着いたアウターを合わせています。革の存在感や風合いが非常にある靴なので、綿など自然由来の服には相性抜群です。それにブーツらしさもあるモデルなので、ファティーグパンツのようなミリタリーパンツにも合わせます。
――洋服にこだわりのあるお二人に履いていただき、嬉しく思います。これからもKOTOKAをよろしくお願いします。