奈良の靴メーカー7社が共同で開発し、奈良で製造する革靴 KOTOKA。発売からちょうど3年経ちました。まず関西の方が興味を持ってくださったようですが、今では少しずつ、全国各地のお客様にも履いていただけるようになったのを感じます。
今回の「KOTOKAを履く人」でご紹介するのは、福岡でKOTOKAを楽しむ田原(たばる)さんご夫妻です。
一緒に KOTOKAを楽しむご夫婦
福岡市内の飲食店で働くご主人の祥平さんと、ビル設備のメンテナンス会社にお勤めの奥様、菜美恵さん。お二人の共通点の一つはお洒落だということ。お二人とも靴が大好きだそうです。特に菜美恵さんは、その日のコーディネイトを考える時、まず靴を選んでそれに合わせる服を決めるほど。
そんなお二人がKOTOKAに出会ったのは昨年10月。福岡市内の「ならざき靴店」にKOTOKAのラインナップを見て、試し履きやお取り寄せができる「KOTOKA展示体験コーナー」ができた時でした。「ならざき靴店」の店主がお店のお客様だったことから、その開設を知った祥平さん。早速、日本の伝統工芸や職人の手でつくられたものが大好きな菜美恵さんを伴って見に行ったそうです。
それぞれのコーディネイトに合う、それぞれのKOTOKA
お二人ともすぐに KOTOKAの持つ佇まいに惹かれ、いくつも試し履きをしてみたそうです。柔らかな履き心地と革の自然な風合いがとても気に入った祥平さんと菜美恵さん。祥平さんはブラウンの「吉野チャッカ」を、奈美恵さんはブラックの「一枚革スリッポン」をお取り寄せで購入しました。
以前からチャッカブーツを一足欲しいと考えていろいろと探していた祥平さん。他のKOTOKAとも履き比べてみたものの、やはりブラウンのチャッカに決めました。自然な色の陰影を持つブラウンの革が、デニムを始めいろんなパンツに良く合って、活躍しているそうです。
菜美恵さんは、ブラックの一枚革スリッポンを購入。スリッポンタイプを一足欲しいと思っていたことや、普段からよく着るモノトーンの洋服に合わせやすいことが決め手でした。長年使うことで味の出る革製品が好きな菜美恵さん。この靴の栃木レザーの革がどのように経年変化するのかも楽しみにして選んでくださったようです。
デニムやアースカラーの服がお好きな祥平さんと、引き締まったブラックやモノトーンのコーディネイトの多い菜美恵さん。それぞれのスタイルにそれぞれの KOTOKA が良くマッチしています。
どちらも履き始めから足によく馴染んで履きやすく感じたものが、今では更に履き心地良くなっているとのこと。天然の革ならではの風合いも思ったより早く出てきて愛着も深まっているそうです。
ブラックの革靴にソックスでアクセントを効かせる
ブラックを中心とするユニセックスなスタイルがお好きな奥様の菜美恵さんは、他にも黒い革靴を色々とお持ちです。それらを履く時には、色や柄のソックスを合わせてアクセントを効かせて楽しんでいるそうです。今回、ブラックのKOTOKA一枚革スリッポンに合わせるソックスをいくつかお持ちいただきました。
黒は無数にある色の中でも最も強い色。どちらかというと男性的な色でもあります。でも、黒の靴に黒のパンツを合わせる時でも、ソックス次第で、柔らかさを加えてフェミニンな印象にしたり、様々な表情をえたりできるんですね。菜美恵さんのセンスが光る、ブラックの革靴のお洒落な楽しみ方を教えていただきました。
お二人で KOTOKA を楽しむ素敵な田原ご夫妻。それぞれの KOTOKAに、これからご夫婦の歴史が少しずつ刻まれていくのではないでしょうか。10年後、或いは20年後にもお二人仲良く KOTOKAを履いてくださっているところを想像して、暖かな気持ちになった春の日でした。取材へのご協力、ありがとうございました。
祥平さんの履いている KOTOKA 吉野チャッカ メンズ ブラウン
https://nara-shoes.jp/kotoka/kto-7722-01/
菜美恵さんの履いている KOTOKA 一枚革スリッポン レディース ブラック
https://nara-shoes.jp/kotoka/kto-8006-01/
KOTOKA 展示体験コーナー