「しっかりフィットする革靴の心地よさを提供したい。」
こう考えた奈良の革靴メーカー7社が
今の日本人の足形傾向を踏まえて、
共同で開発した「奈良木型」。
その木型でつくった革靴が登場しました。
奈良木型とは
靴の形は、平らな革や布地を縫い合わせて「木型」に乗せ、下方向に強く引っ張ることでつくられます。形はもちろん、履き心地も「木型」によって決まります。
千差万別な足の形を持つ多くの方が、できる限り快適に履けるような木型。靴メーカーが本来目指すべき木型はそうしたものです。
しかし、デザインが優先されたり、幅広の足でも入れやすい太めのものばかりとなったり、理想と現実が違ってしまうことも少なくありません。
「奈良木型」は、奈良の革靴メーカー7社が、本来あるべき姿に立ち返り、以前とは違う今の日本人の足形を考慮して開発した木型です。
12のサイズと2種類の幅を揃え、足幅が狭い方、広い方、甲の低い方、高い方、
それぞれにしっかりとフィットする靴の快適さを味わっていただくことを目指しています。
奈良木型の靴
ここで紹介する靴は12のサイズと2種類の足幅を揃えた「奈良木型」の靴です。
足の形は人それぞれで大きく違いますが、それでも多くの方にしっかりフィットする靴。
そんな一足に出会っていただけるはずです。
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NARA ROMAN〈ナラロマン〉
Uチップ・ダービー
トローベルシューズ
開発背景
奈良木型の特徴
既成靴型としての奈良木型
高価なオーダーメイドの靴であれば履く方の足形を測ってそれに合う木型をつくることができます。しかし大多数の靴は既製品として様々な足形を持つ、幅広いユーザーを対象としてつくられます。奈良木型もそうした既成靴の木型として設計したものです。2つのウィズと12のサイズを揃え、足形の変化の傾向を踏まえることで、今まで以上に多くの人々に、しっかりフィットする靴をお届けすることを目指しておりますが、全ての人に完璧なフィットをお約束するものではないことをご理解いただけましたら幸いです。