奈良発靴ジャーナル

2022/03/4
LE TORINA – 新しい時代が求める新しい価値観を形にした靴。
LE TORINA – 新しい時代が求める新しい価値観を形にした靴。
LE TORINA – 新しい時代が求める新しい価値観を形にした靴。

国内有数の革靴産地である奈良県大和郡山市。この地にある7社の革靴メーカーは、革靴産地としての奈良のPRや奈良らしさを込めた革靴ブランド、KOTOKAを共同開発するなど、厳しい市場の中で縮小を続けてきた革靴産地の将来の礎となるいくつものプロジェクトを推進しています。同時に、各社それぞれで新たな市場を開拓する努力も続けています。

 

7社のうちの一社である、オリエンタルシューズは、奈良でも一早く自社ブランドの開発に取り組んだメーカーです。Oriental(オリエンタル)などの正統派革靴のほか、MIDFOOT(ミッドフット)やTOUN(トウン)といった機能性や個性に独自の特徴のある、多彩な自社ブランドを世に送り出しています。

 

今回ご紹介するのは、そのオリエンタルシューズの自社ブランドの一つであるLE TORINA(ル・トリーナ)。2021年にスタートし、年齢、性別、肌の色や国籍、価値観などを肯定的に乗り越えることを目的としたブランドです。

 

 

ル・トリーナの特徴のひとつは靴に使う素材。自社工場に眠るデッドストックのレザーを再利用したものや、製造工程で環境を汚さない配慮をしてつくられたエシカルレザーなどが使われています。他にも、リサイクルポリエステルを使った生地や靴紐を使うなど、環境に優しい靴づくりを全工程国内で行っています。

 

 

履き心地の良さもル・トリーナの特徴です。全モデルにグリップ力が高くクッション性のあるVibram社の独自配合素材のソールを採用しており、履長時間の歩行でも快適な履き味が続きます。耐摩耗性も高い素材なので、長く愛用できる靴に仕上がっています。どのモデルのソールもボリューム感のある形をしていますが、とても軽いことにも驚きます。

 

 

靴のデザインはミニマルにまとめられており、色はブラックとホワイトの2色のみ。これは、合わせるファッションを選ばない靴であること、そして性別や国籍、価値観などを超越し、誰もが選べる靴であることを目指した結果です。また過剰な装飾をしないことで、使用する部材を減らし、環境への負荷を軽減することも目的とされています。

 

 

2021年にスタートしたばかりの新しいブランドですが、環境問題や人間の考え方に一石を投じる、まさにこれからの時代の要求に応えた靴。そんなル・トリーナのコンセプトムービーが公開されていますので、ぜひご覧ください。

 

 

LE TORINA ウェブショップ

https://letorina.com/

 

オリエンタルシューズ株式会社

〒639-1042 奈良県⼤和郡⼭市⼩泉町2475-2

TEL:0743-55-1111

URL:https://www.oriental-shoes.co.jp/

 

 

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